農機具のグリスアップで機能性を向上

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農機具のグリスアップは、定期的に行うことによって、機能性を向上させることができます。

また、グリスアップによって、農機具にかかる負担を軽減することができますので、その分だけ、長持ちするともいえるでしょう。

農機具のグリスアップには、いくつかコツのようなものがありますので、コツを把握した上で、適切にグリスアップしていきたいところではないでしょうか。

農機具のグリスアップのポイント

農機具のグリスアップは、単純にグリスを注入すればよいというわけではありません。グリスアップ前に確認しておきたい事項もありますので、覚えておきましょう。まず、グリスアップする前に、グリスニップルを見つける必要があります。

農機具によって、それぞれ色々なところについていますので、グリスニップルの場所を把握しておくと便利です。グリスニップルは、グリスガンでグリスを注入する際に便利になっていて、グリスガンとグリスニップルを繋ぐことによって、簡単に内部にグリスを注入することができます。

グリスニップルを探し出したら、グリスを注入する前にやることがあります。それが、グリスニップル周辺の掃除です。グリスニップルに、土などの汚れがついている場合、それがグリスと一緒に内部に入り込んでしまう可能性があります。

これは農機具の破損の原因になってしまいますので、ウエスやブラシなどを利用して、しっかりと掃除するようにしましょう。ブラシを利用する場合、歯ブラシのような素材のアイテムがあれば、使いやすくなっています。

農機具にグリスを注入する

事前準備が終わったら、早速、農機具にグリスを注入していきます。グリスニップルにグリスガンを押し込んで、グリスを注入していくのですが、この時に、グリスガンとグリスニップルのジョイント部分に傾きがないようにしましょう。

ジョイント部分が傾いた状態で注入してしまうと、グリスが漏れて、汚れますし、グリスを無駄にしてしまいます。さらに、注入したような感じでも、実は入っていなかったということもありますので、しっかりと真っすぐな状態を保つようにしましょう。

グリスの量などについては、それぞれの農機具の説明書に記載されているはずなので、それを確認してグリスアップするとよいでしょう。

農機具のタイプによって、新しいグリスが古いグリスを押し出すようなタイプのものもありますし、密閉されているものもあります。

古いグリスを押し出すタイプのものは、新しいグリスを入れると、古いグリスが染み出てくるので、どこまで入れればよいかが明確です。逆に、密閉されたタイプのものは、あまり入れ過ぎないように注意しましょう。グリスアップは、農機具の寿命を延ばすものでもありますが、逆に入れすぎてしまうと、トラブルの原因になったりもするので、入れ過ぎに注意です。

また、グリスが十分に入った状態では、グリスガンのレバーが重くなるので、これも目安にするとよいでしょう。注入後は、グリスガンを外しますが、無理に引っ張ると、破損の原因になりますので、こちらも注意してください。

軽く横に傾けてやると、あっさり外れることが多いので、外し方に注意しましょう。グリスガンを外すと、グリスニップルの周りに古いグリスや余ったグリスが付着していることがあるので、それらを綺麗にふき取ってあげます。

トラクターのグリスアップ

農機具の中でも、トラクターのグリスアップは、少し大がかりになります。小型の農機具とは、勝手が違うので、しっかりと覚えておくとよいでしょう。トラクターの特徴として、グリスアップする箇所が多いことが挙げられます。

ペダルの支点に数か所のグリスニップルがありますし、ユニバーサルユニットにも付いています。ペダルの支点へのグリス注入は、グリスガンを使って、古いグリスが染み出てきたら止め時です。また、グリスがきれている場合、液体のようなものが出てくることもあります。

次にユニバーサルユニットのグリスアップですが、注入のコツとしては、向きを少しずつ変えながら、注入しやすい角度を探すことです。向きによっては全く入らないこともありますので、注入しやすい向きを確認して、ペダルの支点と同様に、古いグリスが染み出てくるまで注入していくとよいでしょう。

また、ユニバーサルユニットにグリスアップする場合には、最初はエンジンをしっかりと切って注入し、その後に低速で動かしながら、グリスを馴染ませていくのがポイントです。トラクターの場合、グリスだけではなく、オイルスプレーも併用することによって、よりしっかりとメンテナンスできます。

ポジションコントロール付近など、可動部を中心に、オイルスプレーを注油していきましょう。グリスニップルのついていない可動部はたくさんありますので、そういった場所は、オイルスプレーでサッと注入することにより、より質の高い農機具のメンテナンスが可能です。

トラクターのグリスアップと保管

トラクターにグリスアップをする場合、そのまま保管することもあるかもしれません。保管方法を誤ってしまうと、せっかくグリスアップしても、意味がなくなってしまいますので、しっかりと保管方法を確認しておきましょう。

トラクターの保管は、しっかりと汚れを落とした後、完全に乾燥させて保管します。ロータリーは、降ろすか、外すかの状態がベストで、ロータリーの下には、保護用の板を置いておくとよいです。さらに、グリスアップのついでに、エンジンオイルの確認もやっておきましょう。

オイルゲージを使い、下限、上限内におさまっていれば、オイルは問題ありません。トラクターのオイル交換は、アワーメーターを基準に行い、初回が50時間、2回目以降は100時間毎が目安といわれています。

グリスアップ後に長期保管なら燃料も抜く

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農機具のグリスアップ後に長期保管するなら、燃料も抜くように心がけましょう。燃料を入れたまま長期保管すると、劣化の原因になってしまいます。燃料タンクにポンプを入れることで、簡単に抜くことができます。ガソリンを入れたままにしておくと、ガソリンの劣化により、キャブレターに詰まりが発生することもあります。

また、エンジンがかかりにくくなるのもガソリンの劣化が関係している場合があるのです。このようにもったいないからといって古いガソリンを使い続けると逆効果なので注意しましょう。

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